船舶造修業 前川工業は、株式会社大島造船所の第一次請負業者として、造船所内の広範囲の事業部門にて、様々な業務に携わっており、日々造船技術の向上に努めています。
造船業は、大規模な総合組み立て産業です。
一般的な船づくりは、船主と造船所の『どんな船を必要としているのか』という打合わせから始まります。
- 設計:船主の希望に沿い、積載能力や速力などを決定する
- 水槽試験:実物同様につくられた船の模型を用い、水槽で試験を行う
- 図面作成:水槽実験のデータを基に図面を作成する
- 素材加工:でき上がった図面に沿って、鋼鉄を切ったり、曲げたりして素材を加工する
- 組立:必要とされる形のブロックをつくり、船台・ドックで組み立てる
- 進水:出来上がった船体を海の上に浮かべる
- 艤装:エンジンや付属部品の取り付け、配管・配線などの工事を行う
- 海上試験:完成した船で、設計通りの性能かを確認するために、海上での試験を行う
- 引き渡し:設計通りの性能が確認されたら船主に引き渡す
以上の行程を経て出来上がった船は、世界中の海を航行しています。
※造船業PRパンフレット『Shipbuilding』(社団法人日本造船工業会)より抜粋